偽善者

私がいつも思うのは、自分は偽善者だということ。
私はいい子で良い子だし、そして優しい子。
友だちの話だっていつも聞いてあげてるし、困ってる時には助けてあげてる。
だから、私はいい友だちだと言われる。
みんな私が思うように思ってくれてる。

だって、いい人って思われるようにしてるんだもん。当然だよね。

私はきっと、他人の評価を過剰に意識しすぎているんだと思う。だから自分のほんとの気持ちなんて周りに打ち明けることなんて出来ない。
私は自分が辛いこととか、悲しいこととか友だちにも親にも言えない。
だって、もしそれを言ってしまったら私に対する見方が変わってしまうんじゃないかって思う。
そしたら、私は強い私でいられなくなる。
私にとって弱音を吐くことは弱みを見せることと一緒なのだ。私は弱みを見せたくない。
だからこれまで自分に起こったことは全部自分の中で解決してきた。
でもそれが私にとっては普通のことだった。

だから、たまに、私を頼ってたいしたことないことを相談してくる友だちに対して、『なんでそんなことも自分で解決できないんだ。』ってイライラする時がある。
そこまで自分をさらけ出せる友だちがうらやましいのかもしれない・・・。

でもイライラしたって私は決して口に出したりはしないし、顔にも出さない。
笑顔でアドバイスをしてあげるのだ。
私はいつでも、なんでも聞いてあげるわよって顔して・・・。
自分でしていることなのに、たまにこんな自分がいやになる時がある。
でも、もうこの性格は変えられない。
変えたくない。
みんなみたいに友だちにすがるなんて私には出来ない。すがるぐらいなら自分一人で苦しむことを選ぶ。

なんか、もう考えるのもいやになった・・・。